1989年に済州・中文観光団地に開園した「よみじ植物園」は、約112,000㎡の敷地に2,300種類以上の植物が育成されている韓国最大級の植物園のひとつです。屋内外に設けられた多彩なテーマガーデンは、済州の自然を凝縮した空間として観光客に人気を集めています。特に夏の季節には、青々とした植物と共に爽やかな癒しが味わえる場となります。Visit Korea 2025
約12,543㎡の室内温室は、「熱帯庭園」「熱帯果樹園」「サボテン庭園」「水の庭」「花の庭」「神秘の庭」の6ゾーンに分かれています。一方、屋外は韓・日・伊・仏スタイルの庭園に加え、済州在来植物園、湿地・ハーブ・シャクナゲエリアなどが広がり、1000種以上の植物が鑑賞できます。夏にはアジサイ、ヒマワリ、熱帯スイレンなどの花々が咲き誇ります。
中央ホールの中心には38mの展望塔があり、中문観光団地全景、天帝淵瀑布、漢拏山、天気が良ければ馬羅島まで一望できます。360度パノラマビューが楽しめ、済州の風景を写真に収めるのに絶好のスポットです。
6〜8月の「よみじ植物園夏」期間中、屋内外ではアジサイやヒマワリの花が見頃を迎え、「海と夏の花」展示エリアやフォトゾーン、バスキング公演などが開催されます。ピンクミューリーガーデンでは早秋の景観も楽しめ、SNS映えを狙う旅行者に人気です。
温室出口付近に位置する「カフェ 2472」は、全面ガラス張りの設計で、植物園の景色を眺めながらゆったり過ごせる癒しスポットです。特に夕暮れ時の黄金色に染まるガラスドームは写真映え必至で、早朝や日中の訪問が混雑を避けるポイントです。
大人は10,000〜12,000ウォン、青少年7,000ウォン、子ども6,000ウォンが基本料金です。KlookやTrazy、NAVER予約などでモバイルチケットを事前購入すれば、最大30%割引が受けられ、QRコードでスムーズに入場可能です。
済州空港から600番リムジンバスで約50分、中文観光団地バス停から徒歩10分。自家用車利用時は1132番一周道路経由でアクセス可能。広い無料駐車場完備でピーク時も安心です。
食虫植物の観察、フラワークラス、こども向けの森林解説ツアーなどの体験が可能です。人気のフォトゾーンには日本庭園の石橋やフランス庭園の生垣、ピンクミューリー区間などがあり、SNS向け撮影にも最適です。60人乗りの遊覧列車も利用できます(大人1,000ウォン、子ども500ウォン)。
よみじ植物園訪問前後には、天帝淵瀑布、柱状節理帯、中文海水浴場、ロッテホテルの噴水ショーなどを巡る「中文1日コース」がおすすめです。食事は黒豚焼きやオーシャンビューカフェ、夕方はスターバックスの中문ドライブスルー店で締めくくりましょう。
開園時間は9:00〜18:00(最終入場17:30)、冬期は17:00閉園です。温室は湿度が高いため、涼しい服装・水分補給・日焼け止めの準備が重要です。ベビーカーと車椅子の無料貸出があり、雨天時でも屋内で楽しめます。前日までのモバイル予約で割引を活用しましょう。