済州特別自治道 済州市 朝天邑 繁栄路1278-169に位置する「済州エコランドテーマパーク」は、約99万平方メートル(30万坪)を超える原始の森「ゴジワル」を背景にした体験型テーマパークです。自然生態をそのまま保ったこの場所は、済州を代表する観光名所として人気があり、特に子ども連れの家族旅行に最適です。
園内を巡る手段として、1800年代の英国式蒸気機関車を模した「リンカーン機関車」が7台運行しており、平均8〜12分間隔で発着。幼児連れや高齢者にも優しい設計です。営業時間は午前8時30分から午後5時20分までで、金〜日曜は午後5時30分以降に夜間運行が行われます。入場料は大人19,000ウォンですが、オンライン予約では約11,000ウォンまで割引が可能。QRコードによるモバイル入場も可能で、効率的な観光が楽しめます。
「ゴジワル」は済州ならではの火山地形にできた森で、北方系と南方系植物が共存する貴重な生態系です。エコランドの列車はこのゴジワルを4.5kmにわたり循環し、約40分かけて原始林、溶岩洞、玄武岩水路などを体験できます。レトロな内装の車内やSNS映えするフォトスポットもあり、「森の中の列車」として人気です。
列車は5つの駅に停車し、それぞれに異なるテーマ体験が待っています。「エコブリッジ駅」では300mの湖上遊歩道、「レイクサイド駅」ではスワンボートやスカイバイク、「フォレストパーク駅」では赤土の裸足散策とアロマ足湯「Footy Footy」などが人気。「ラベンダー・グリーンティー・ローズガーデン」駅は6月に訪れると満開のラベンダーとバラが幻想的な風景を演出します。
6月のエコランドはラベンダー・グリーンティー・ローズガーデンが特に見頃で、約30種類のハーブや野草が彩ります。30分ほどの散策コースには香りと色彩の饗宴が広がり、写真好きにも大人気。ラベンダーシーズンには「ハーブアイスティー」の屋外販売も行われ、3500ウォンで爽やかな休憩が楽しめます。
金土日限定で開催される夜間イベント「カラフル・エコランド」は、午後6時30分から午後10時まで開かれます。光のショーやライブパフォーマンス、マジック、湖や鉄道沿いのイルミネーションが楽しめる幻想的な夜のテーマパークです。夜間入場は大人13,000ウォン、住民や提携ホテル宿泊者は10,000ウォンに割引。チケットはオンラインで購入後1時間経過後に利用可能です。
「スカイバイク」や「ウォータートレイン(水鉄砲イベント)」など、季節限定のアクティビティがあり、DIYキャンドルや香水作りも体験できます。遊具施設やペット同伴可能なエリアもあり、家族・カップル・子どもすべての層が楽しめます。
列車の一周は約40分ですが、各駅の体験を加えると3〜4時間は必要です。計画的にどの駅で降りるかを決め、ラベンダーガーデンや夜の「レインボーLEDブリッジ」での撮影にも備えて三脚やナイトモードのスマホがあると便利です。夏季は湿度が高くなるため、通気性の良い服装と虫除け、冷たい水のボトルを持参すると快適です。
2025年6月現在、エコランドの通常入場料は大人19,000ウォン、夜間13,000ウォン。「済州ツアーパス」を使えば24〜120時間単位で利用可能で、エコランドも1回のパスで入場可能。オンライン旅行プラットフォームで販売されているパス+エコランドバンドルなら11,000ウォン〜で利用できます。
「済州パス」はレンタカー、カフェ、観光施設入場をQRコード一つで管理でき、エコランドも加盟施設の一つ。時間単位で利用計算されるため、効率的な旅行ルート設計が可能で、交通費も削減できます。東部観光地集中攻略にもぴったりです。
1日目は城山日出峰、ソプジコジ、済州民俗村を巡り、2日目は午前からエコランド、午後はカメリアヒルやヒュアエリ紫陽花庭園へ移動し、済州市内でディナーを楽しめば、自然・体験・癒しを網羅した完璧な旅行が完成します。特に6月はラベンダーと紫陽花が満開となり、「6月に訪れたい済州の絶景スポット」として最適です。